令和3年度 卒業証書授与式 - 名古屋ユマニテク調理製菓専門学校

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令和3年度 卒業証書授与式

2022.03.09

調理師専科

去る3月8日(火)、製菓製パン本科2年生と調理師専科2年生を送る卒業証書授与式を挙行しました。

社会情勢を鑑みた上での縮小化された式ではありましたが、卒業生の詞では、2年間を振り返って
家族や同級生に感謝の言葉を述べながら感極まる様子も見られ、心温まる時間となりました。



ユマ学生の皆さん、ここまでよく頑張りましたね。
新たな舞台でも、さらなる活躍ができることを教職員一同で応援しています。


以下に、校長式辞の内容を記載いたします。



令和3年度 専門課程 卒業式 校長式辞

 木々の蕾もほころび始め、春の息吹が感じられるこのよき日に、令和3年度卒業証書授与式を挙行できますことを、心より感謝いたします。

 ただ今、卒業証書を授与しました92名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。本校の所定の教育課程を無事終了し、めでたく卒業の日を迎えることができましたことは、一人ひとりが2年間、調理や製菓のたゆまぬ努力を積み重ねてきた結果であることは言うまでもありません。その努力に対し、心から拍手を送ります。皆さんは令和2年4月に、高い志をもち、夢と希望に胸を膨らませ、本校の門をくぐりました。以来2年間、本校の建学の精神であります「地域を支える次世代を社会に送り出す」と、「豊かな人間性と確かな技術」という教育理念の下、知識・技術の習得や学校行事などに全力で取り組み、級友や仲間たちとの友情を育み、充実した学校生活を過ごしてきました。振り返って見れば、決して平坦な道ばかりではなく、つまずいたり悩んだりしたこともあったかと思いますが、その一つひとつが学校生活の貴重な体験として、これからの人生の糧となることでしょう。

 本日、めでたく卒業の日を迎え、4月からは社会人となり、進む道は様々ですが、未知の世界に対する不安と緊張感、そして自分で道を切り開いていくという高揚感とに包まれていることでしょう。皆さんには無限の可能性があります。自分を信じ、自分の可能性に賭ける勇気と決断が、これからの人生を切り開いていくのです。しっかりと前を見据えて、自分の選んだ道を歩いて行って下さい。

 さて、未だに終息のメドの立たない新型コロナウイルスはじめロシアのウクライナ侵攻、少子高齢化、高度情報化、グローバル化と私たちを取り巻く社会は予想もつかぬほど急激に変化し、多様な価値観の中、国内外において解決しなければならない課題が山積しています。このような厳しい状況の中、世の中に出ていく皆さんに、卒業にあたり、三つのことをお願いします。

 その一つは、「温かい思いやりの心を大切にし、豊かな人間性を備えた人になってほしい」と言うことです。人は一人では生きてはいけません。様々な人間関係の中で生きています。困難にぶつかった時、人と人とのネットワークの中で解決されることも多くあります。人への思いやりは、他の人を幸せにするだけでなく、自らも幸せにします。皆さんが本校で培った仲間との友情を一生の宝として、人間性豊かな人として成長していって下さい。皆さんにはかけがえのない仲間といつも皆さんのことを気にかけ、幸せを願っている人がいると言うことを忘れないで下さい。

 二つ目は、「チャレンジ精神をもって、最後まであきらめずに粘り抜く人になってほしい」と言うことです。人の一生は、決して平坦なものではありません。次々と苦悩が生まれ、挫折や失敗は避けては通れないものです。何度つまずいても、何度転んでも、どんな壁にぶつかってもその経験が自分を強くしてくれると信じて、前に進んで行って下さい。自分があきらめない限り、限界はありません。夢を実現できる人は、自分の中の不安を克服し、粘り強く挑戦し続ける人であることを心に刻んで、夢に向かって一歩、一歩しっかりと歩いて行って下さい。夢は必ず実現します。

 三つ目は「自立した社会人として地域に貢献できる人になってほしい」 ということです。本日、皆さんがこうして無事、卒業の日を迎えられるのは、常に変わらぬ愛情を注ぎ、励まして来られたご家族の方々や、ある時は厳しく、またある時は温かく指導して下さった先生方、そして何よりも地域の方々の温かいご支援があったからこそです。これらの方々への感謝の気持ちを忘れずに、たとえ小さなことでも一人ひとりが自分にできることをしっかりと社会に返して行くことで、地域を支え、地域に貢献できる人材となって下さい。以上三つのことを皆さんにお願いします。

 終わりになりましたが、本来なら保護者の皆様方にもご臨席を賜り、立派に成長したみなさんの姿をみていただきたかったのですがコロナ禍のため残念でなりません。みなさんから保護者の方に教職員一同、今日まで本校にお寄せいただきましたご支援、ご協力に深く感謝を申し上げていたとお伝え下さい。

 名残りは惜しいですが、卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念いたしまして式辞といたします。

令和4年3月8日

校長 星野 正純

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