令和5年度 調理師専科/製菓製パン本科 入学式 校長式辞 - 名古屋ユマニテク調理製菓専門学校

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令和5年度 調理師専科/製菓製パン本科 入学式 校長式辞

2023.04.05

製菓製パン本科

令和5年度 専門課程 入学式 校長式辞

 新緑の木々や美しい草花がうららかな春の日差しに映えております。この生命の息吹がみなぎる春の日に、令和5年度 学校法人大橋学園 名古屋ユマニテク調理製菓専門学校 入学式を執り行うことができますことは、私共のこの上ない喜びであり、誠に嬉しく存じます。本校を代表し深く感謝申しあげます。

 さて先ほど、入学を許可しました新入生みなさん、ご入学おめでとうございます。私たち教職員はみなさんの入学を心より歓迎いたします。私は、ここに入学されたみなさんが、将来、調理・製菓の分野において、また一社会人として自立し、国内外の多様な人々と協力しながら、「新たな価値」を創造し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となるための2年間になるものと確信しています。

 そのみなさんに、私は、次の三つのことを期待しています。

 まずは、「生活を規則正しく、リズムをもって送ってほしい」ということです。一日の初めは起床ですが、これは就寝が影響します。朝一番の授業に余裕をもって間に合うよう、早寝早起きを励行してほしいと思います。そして、一日のリズムをつくり、一週間単位、一か月単位のリズムへとつなげてほしいと思います。

 二つ目は、「思いやりをもつ」ことです。他人を思いやることは、自分を見つめ直すことになります。思いやりによりお互いに助け合う友達の輪ができます。そして思いやりは行動のエネルギーにもなります。「思いやる」「思われる」何でも話し合える友達を見つけてください。友達は代え難い一生の宝となります。

 最後三つ目は、「やればできる」という自信をつけてください。先月のWBCでの侍ジャパンの試合を思い起こしてください。特に準決勝のメキシコ戦は最後の最後まであきらめず、勝利を信じて戦ったからこそ、決勝に進めました。また、決勝戦のアメリカにもドラマのような展開で優勝しました。ピンチに立っても勝利を信じて最後の最後まであきらめずに全力でぶつかる気持ちこそ「やればできる」という最も表現できる事柄だったと思います。学校はできないことをできるようにするためにあります。ですから、失敗を恐れて消極的になっていてはいけません。実習や学習はもちろんのこと、様々な検定試験や国家試験対策などに積極的に参加し、最後まで続けてみてください。難しい問題の解決に向かうことで、はじめて、様々な工夫や根気が養われます。解決に向かう中で本当の達成感を味わい、自分の良さを見つけることができ、生きていく上での自信につながります。「困難無きところに進歩無し」です。ぜひ、様々なことに挑戦してみてください。

 名古屋ユマニテク調理製菓専門学校の学生として、自信と誇りを持ち、新しい学友と共に、「調理」「洋菓子」「和菓子」「パン」それぞれのプロと呼ばれる夢の実現に向けて努力を続ける「自立した学習者」に成長していってください。私たちは、10数年前のあの東日本大震災で、人と人との「絆」、そして何より「感謝の心」の大切さを学びました。普段当たり前のようにしていることが、決して当たり前のことではなく、実は幸運な偶然の結果であることに気付かされました。自然の恩恵を受け、周りの人たちに支えられながら生きていること、誰かが生きたいと熱望した今日一日が自分に与えられたことに対し、感謝したいと思います。

 その上で、「2年間、本当によく頑張った」と、将来の自分から感謝されるような学校生活を送ってください。これから過ぎ去っていく過去は、みなさん自身の手でどのようにも創りあげることができます。今のみなさんには、自分の将来を決めるだけの可能性と力を持っています。みなさんにとって、今日からの一日一日がどれだけ価値のあることか、 しっかりと今の自分の心の中に言い聞かせてほしいのです。

 みなさんのこれからの学生生活が、かけがえのない青春にふさわしい、充実した実りある2年間になることを祈って、お祝いと歓迎の言葉といたします。

      令和5年 4 月 5 日

校長 星野 正純

     

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