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卒業証書授与式 ~製菓製パン本科~

去る3月10日(火)、本校にて、製菓製パン本科2年生を送る卒業証書授与式を挙行しました。

社会情勢を鑑みた上での縮小化された式ではありましたが、卒業生の詞では、2年間を振り返って
家族や同級生に感謝の言葉を述べながら感極まる様子も見られ、心温まる時間となりました。



ユマニテクスイーツの皆さん、ここまでよく頑張りましたね。
新たな舞台でも、さらなる活躍ができることを教職員一同で応援しています。


以下に、校長式辞の内容を記載いたします。

令和元年度 専門課程 卒業証書授与式

      校 長 式 辞

 梅の花が咲き乱れ、光の中に春を感じられるようになりました。新型コロナウィルスという非常事態の中ではありますが、第9回卒業式を挙行できますことは、卒業生のみなさんはもとより、本校にとりましても大きな喜びであります。
 さて、卒業証書を授与しました 卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。
 みなさんは、日々の勉学はもとより、技術の習得を中心に、かけがえのない青春を充実させるべく、研鑽の日々を積み重ね、本日、晴れて卒業の日を迎えたのであります。これは、勿論、みなさん一人ひとりの精進努力の賜物ではありますが、同時に日夜を問わず、温かい愛情を持って励まし支えて来られましたご家族や先生方、さらには本校創立以来、ご支援を頂いております多くの方々のご援助のお陰でもあります。どうかこの点にも思いをかけて、感謝の気持ちを忘れることなく、一層の精進を積み重ねるよう期待してやみません。
 ここは、みなさんの母校です。みなさんのご家族が、どれ程みなさんの将来をご心配なさっているかと同様、私たちも同じ思いでいることを、どうぞ忘れないでください。何かに負けそうになった時、まずは、ご家族の顔を思い浮かべ、次に我々のことを思いだしてください。
 この意義ある門出にあたり、「洋菓子」「和菓子」「パン」それぞれの分野に進む卒業生のみなさんには、心に留めておいていただきたいことがありますので、お伝えしたいと思います。さてみなさん、木と石だったらどちらが強いと思いますか?って尋ねたら、ほとんどの方が「何分かり切ったことを。石の方が硬くて強いに決まってるよ、」と言われると思います。実は中には木が石を割って育つことがあるそうです。石のくぼみに落ちた、一粒の種が芽を出し、何年もかかって石を割りながら根を伸ばし、大地に根を張り、大きな木となるのです。
 石割り桜とか、石割り松などと呼ばれて、日本のあちこちにあり、見る人を驚かせています。岩手県盛岡市の地方裁判所にある天然記念物エドヒガンザクラが有名ですが、近くでは蒲郡市の西浦温泉にある石割り松も、『ど根性松』として有名だそうです。
 柔らかい土に落ちなくても、硬い石の上で、文句も言わないで一生懸命大きくなり、花を 咲かせるまでになったのです。石を割って育った桜が、きれいな花を咲かせる姿を想像すると、生きることへの勇気がもらえると思いませんか。みなさんにはこの石割〇〇になってほしいのです。みなさんは、今年度も全員が国家資格である製菓衛生師に合格し、まずは本校で立派な芽を出しました。これからどんどん大きくなるために、さらにしっかりした根を張ることが大切です。でも、根を張っていく途中には、やわらかい土もあれば、硬い石もあります。何事もなく進む時はいいですが、何かにぶつかって進まなくなった時、友達や先生、周囲の大人たちのせいにしてしまいたい気持ちになることもあるでしょう。そんな時、自分に与えられた環境に文句も言わず、じっと頑張って石を割り、立派な花を咲かせる木のことを思い出してください。慌てないで、ひたむきに努力を続ければ、いつか硬い石のところを通り抜けます。石が硬くて大きい程時間は掛かりますが、その後咲く花はどれほど見事で、周りの人を感動させることでしょう。みなさん一人ひとりに、その力があることを忘れないでください。
 きっと充実した日々を送ることができると思います。

 それでは、希望に満ちた出発の日に当たり、この学舎を巣立ちゆく皆さんの前途に幸多からんことを心から祈念して 『式辞』といたします。
                                
令和2年3月10日   校長 星野 正純

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