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仕事の流儀 ~自分にとってのルセット~

どーも、GTOです。

 

今日も気軽にお付き合いいただければと思います。

 

さて、今日のテーマは「ルセットの意味について」です。

 

 

 

 

(ん?「ルセット」?それって美味しいの?)

という声も聞こえてきそうですが、ルセット(仏語)というのはレシピ(英語)と同義語です。

つまり、「配合(作り方)=レシピ=ルセット」という感じです。

 

(まぁ、さすがパティシエやブーランジェは使う言葉もオサレね)

(^^ゞ そういう訳でもないのですが、洋菓子やパンはヨーロッパ由来のものが多く、特にフランス発のものも多いので、必然的に英語ではなくフランス語の名称を使うことが多くなります。

 

 

 

 

 

 

 

さて、本題のルセットについてです。

 

近頃はググればある程度のものは検索することができます。

ルセットも例外ではなく、中には有名シェフ秘伝のルセットなんかも見つかったりしますね。

あとは、YouTubeでもルセットを含めたお菓子やパンの作り方を解説したチャンネルは数多くありますね。

 

そのような中、ユマニテクスイーツでは実習で学んだルセットをユマ学生一人一人が自分なりにまとめています。

 

掲載しているルセットはユマ学生が作成したものです。

びっしり書き込んでいますね。ちなみにたまたま手元にある資料が手書きのものしかなかったのですが、最近はExcelを使って作成する学生も増えました。

 

(こんなに世の中にルセットや動画があふれて簡単に調べられるのに、改めて自分でまとめる必要があるの?)

 

全くもってその通りなのですが、改めて自分でまとめることに意味がないわけではありません。

例えば、小学校の算数の教科書があったとしましょう。

百分率の計算方法を解説している箇所で

「200gの20%は、200g×20%=40gです」

と書いてあったとして、この計算方法が見てすぐ分かる人もいればそうではない人もいると思います。

 

しかし、小学校の授業ではこれを

「20%は0.20という数字に置き換えて計算しましょう」

といったように丁寧に解説してくれるでしょう。

その時、あなたはノートにメモをとったり板書を書き写したりしたはずです。

そしてまた分からなくなったときや、テストにそのノートを見返していたのではないかと思います。

 

教科書は万人が見やすいよう、ある意味情報を簡素化して記載しています。

あまり事細かに記載しても、人によって不必要な情報が多いと読みにくい説明文になってしまうからです。

しかし、読み手にとって必要としている情報は違います。

つまり、ノートに自ら書き写したものは、自分にとって必要なことを中心にまとめた「自分専用の参考書」というわけです。

 

 

 

 

ネット上に溢れているルセットや動画を見て、お菓子やパンを作ったことがある人は経験があるかもしれませんが、完成しても「想像していたものとは違う」ということは多々あります。

それは、ネット上のルセットや動画だけでは本当に自分が必要としている(不足している)情報が欠けてからなのです。

 

そして、自分専用の参考書はあとで見返した時に思い出すことができる「記憶を呼び起こすカギ」のようなものだと思います。

自分で書いたルセットは記憶の片隅に残ります。例え内容を忘れてしまったとしても、改めて見返すことでその記憶の引き出しのカギを開け記憶を呼び戻すことができるのです。

 

だから、ルセットは「自分の言葉で」作成する必要があるのです。

そうすれば、世界にたった一つの自分専用のルセット集になるのです。これは一生ものの財産ですね。

 

忙しい現代では、時間を効率的に使う必要があります。

ルセットは誰かが作成したものがあれば、改めて自分で作成する必要はないのかもしれません。

しかしここで考えてほしいのは

「何のためにルセットを入手し、残しておきたいのか?」

です。

 

私たち教員は「お菓子やパンを学ぶ」「スキルを身に付ける」ということだけではなく、ユマ学生たちの将来につながる「今」をこのユマニテクスイーツで過ごしてもらいたいと思い、日々技術教授をしています。

 

少々長くなってしまいましたが、今回はこのあたりで。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

製菓製パン本科教員 GTO

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